ニュージーランドの優しさに触れた日
早朝から「タウランガ」に向けて長距離バスに乗りました。
バスの中で昨日のメールの返信も来ました!
ナビの画面を写メして「ここであってる?」って聞いたら「あってるよ!」と。
これで心置き無く長い長い旅路に出られます♪
道中は特に変わったこともなく、ウトウトしたり、外の景色を眺めてぼ〜っとしたり、、、
11時間半という永遠とも思われる時間を過ごし、ようやく「タウランガ」へ到着!!
もう19時なので、辺りは真っ暗(>_<)
この「タウランガ」からもらった住所へ行くべくバスを探して歩いていたら、ちょうどタクシーが目の前に停まって「乗っていくか?」と。
これは善意ではなくもちろん有料でのお話ですが、重たい荷物を持って街をさまようのが嫌いなオレは2つ返事でタクシーに乗り込みました(笑)
余談ですが、タクシーの運ちゃんが使っていたナビが日本製で画面が全て日本語で表示されていました。
それについて触れたら話が盛り上がり、全ての意味を聞かれました(´Д`)
もらった住所の側までたどり着いたので、後は自分の足で探すのみ!!
ナビを見ると、少し奥まったところにあるみたい。
小道に入っていくんですが、本当に真っ暗Σ(゚д゚lll)
携帯の明かりがないと何も見えません……
10分くらい家が見つからずその辺をさまよっていたんですが、恐らくスーツケースを転がす音が目立ったのでしょう。
1軒のお家からおばぁちゃんが顔を覗かせました。
おばぁ「どうしたの?」
オレ「いや、家を探してるんですが……」
おばぁ「どこの??」
オレ「それがわからなくてさまよってるんです(笑)9番地ってどこですか??」
おばぁ「あらぁ。ちょっと家に上がってきなさい。」
※※台所の明るい場所で一緒に地図を見る
おばぁ「おかしいわねぇ、見当たらないわ(>_<)」
オレ「そうなんスよ(泣)」
おばぁ「一緒に探してあげるわ!」
オレ「アザッス!!」
〜〜一緒に探すこと数分〜〜
おばぁ「この門なのかしら?」
オレ「ですかねぇ?」
おばぁ「住んでる人の名前は??」
オレ「それが、知らないんですよねぇ(笑)住所もらっただけで……」
おばぁ「電話してみたら?」
オレ「電話苦手なんスけど、門が開かないのでかけてみます!」
※※電話※※
オレ「着いたっぽいんですが、門開かないっス!」
相手「今開けるから!!」
※※電話終了※※
〜〜数分後〜〜
※※電話※※
相手「今どこにいるの?」
オレ「住所の家の目の前に!」
相手「家の色は何色だ!?」
オレ(こんな真っ暗な時間に家の色の話とか、ナンセンスすぎる!!)
オレ「う〜ん、屋根がピンクじゃないですかね?」
相手「うちは黄色だ!間違ってないか?」
オレ「いや、でももらった住所はナビでここだって!写真も送ったでしょ?」
相手「⊿≧◆¥@☆□∀」
オレ「え?」
相手「◆☆□〒⊿≧∀@」
オレ「わかんないです!」
相手「ファック!」←←小さい声
相手「かけ直す!」
※※電話終了※※
その間におばぁちゃんと相談し、次かかってきたら電話を代わってもらうことにしました。
その後、かけ直された電話をおばぁちゃんに代わってもらい事情を説明してもらいました。
おばぁちゃんのやりとりを聞いててだいたいわかったのですが、どうやら場所が間違っているとのこと。
電話の向こうで笑ってやがるヽ(`Д´)ノ
そしてそれは1番恐れていた、今まで滞在していたウェリントンという街からすぐ近くの「martinborough」の方でした。゚(゚´Д`゚)゚。
あれだけ確認したのに……
電話の最後がまたオレにまわってきて、
相手「いいか、正しい住所を送るからそれをおばぁちゃんに見せるんだ!そしたら助けてくれるから!!」
オレ「は〜い」
送られてきたのは、昨日送られてきた住所と一緒(-_-;)
今晩はなんとそのおばぁちゃんが家に泊めてくれました!!
冷蔵庫にあったもので晩ご飯までご馳走してくれて(´;ω;`)
なんて優しい人なんだ!
旦那さんを何年も前に亡くし、娘さん達は別の街で住んでおり、今は1人でこの家に住んでいるそうで。
キッチンで話していると家の電話が鳴り、さっきの相手から電話がかかってきました。
おばぁちゃんが一通り話した後、またオレに電話がまわってきて
相手「オレの送ったメール見たか?それをおばぁちゃんに見せるんだ!そしたら明日ここまで来れるよう助けてくれるから!!」
オレ「はい……」
相手「今度は間違えるなよ!(笑)」
結論から言いましょう!!
今さっき
『戻りません!いろいろありがとうございました!!』
というメールを送ってやりました(笑)
そして、再びニートになりました(≧∇≦)
だってね、考えてみてくださいよ!
これがオレの不注意ならすぐに戻りますよ?
でも不安だったから先に何度も確認してるし、写メまで送って了解まで得てるんですよ??
それなのに電話でオレの英語にちっちゃい声で「ファック」って言いやがって!!
確かに英語にはそんなに自信ねーよ。
でも、お前の送ってきたメール、文法もスペルも所々間違ってるんだよ(怒)
電話での発音だって典型的なアジア系のクセがつえーんだよ!
お前こそネイティブじゃないだろ!?
偉そうな顔すんなよ!!(知らないけど(笑))
おばぁちゃんと相談しながら、いろんなことを考えました。
ここに来るまでに11時間半と$70を費やしています。
明日同じことをすればなんなく帰れるし、あさってからの仕事にありつけるでしょう。
しかし、納得いかないことが多すぎて……
不安だったから写メまで送って確認したのに、今さら間違ってるとか言われた上に電話で笑ってました。
しかも、相手はオレが全く英語ができないせいで間違えたと思っているでしょう。
確かに英語にそこまでの自信はありませんが、「ダメな奴」というレッテルを貼られるほどのことはしていません(>_<)
時給の低い(と言っても、日本よりは高いですが)ニュージーランドで、出来高制のファーム仕事はかなり魅力的です。
しかしいろいろ考慮すると、応募した内容と仕事内容も場所も違うっぽいんですよね(-_-;)
もう相手のことが完全に信用できない!
もし、
もしもですよ、、、
明日戻ったとして、やっぱり人が嫌だったら辞めると思うんですよ。
既に、一緒に働いて楽しい人だとは思えないので。
そうすると、結局またオークランドまで仕事探しにくると思うんです。
それならどーせここまで来てしまったんだから、このままオークランドまで行ってみるのもアリなんじゃないかと……
むしろ、これは神様が
「このファームに行ってはいけない!!」と言っているのではないだろうか?
それは都合良すぎる解釈かな?(笑)
このまま戻っても「英語ができなくて場所も間違えるような奴」と思われるんだろうし、それはそれで癪に障るんだよね( ̄∇ ̄|||)
仕事もしていないのに、目の前にある仕事のチャンスをみすみす逃してはいけないのかもしれない。
しかし、クソみたいな奴の下で働くのは最も嫌いなこと!!
そして多分長続きしない(´・_・`)
というわけで、もう少し調べる時間が欲しいのでおばぁちゃんにもう1泊させて欲しいとお願いしました。
もちろんお金を払うからと。
そしたら、お金はいらないから泊まっていきなさいって♪
申し訳なさすぎるので、明日の晩ご飯をオレが作るということで話はまとまりました(≧∇≦)
その辺をふらついていた見ず知らずの外国人をサラッと泊めてくれるなんて、なんていい人なんでしょう(´;ω;`)
捨てるクソ野郎あれば、拾う神あり!!
ですね。
それにしてもニュージーランド生活、初っ端からまさかここまでの波乱があるとは誰が予測できただろうか……
知らない人の家に突然泊まることになるのは、人生最大のアドベンチャーだった気がする(笑)
また振り出しに戻った訳なんですが、まぁそれはそれで仕方ないでしょう。
1つ大きな冒険もできましたし、前向きに行きましょ(笑)
明日中にはこれからの身の振り方を決め直さねば!!
オーストラリア編はこちら↓↓
[ australia-workingholiday.hatenadiary.jp]